不妊症の原因

不妊症の東洋医学的原因

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不妊症の東洋医学的原因

神農 中医学の古典『黄帝内経』には、『月事以時下、故有子』とあります。これは、『月経の周期が整えば、性腺・卵巣・子宮などの生殖器系の生理的活動が正常となり子供を授かる事が出来る』という意味です。

 つまり不妊症体質の改善には、月経周期の乱れを調整する事がいかに大切かを説いているのです。月経周期には、基本的な月経間隔・月経量・月経痛などを含みます。特に、『月経周期は問題ないが月経痛はある』という方は月経痛を解消することをお勧めします。本来、月経には痛みが伴わない事が正常と考えられています。その為、月経痛を感じている時点で何らかの問題があることが考えられます。つまり、月経痛を解消するだけでも不妊体質の改善が期待でき、1日で早く赤ちゃんができる身体になれると考えています。

 この月経周期を乱す原因を西洋医学的に考えると、ホルモンバランスの乱れ、ストレス、自律神経失調症、冷え、肩こりや頭への血液循環不良等が挙げられます。

動画でご紹介

ページ下部に文章で記載しております。

痰湿

血虚

寒邪実盛(冷え)

お血

肝鬱

 東洋医学的不妊体質とは?

 東洋医学では、内臓を五臓六腑に分けています。五臓とは『肝・心・脾・肺・腎』で、六腑とは『胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦』があります。

 この五臓六腑の中で、月経・妊娠・出産といった生理現象には』『』『の3つの臓が深くかかわっていると東洋医学では考えています。

 不妊症は東洋医学的に『絶子』、『不孕』と呼ばれ、基本的な原因は『腎の気』が少なくなることによって起こるものと考えます。さらに、肝欝(かんうつ)、お血(おけつ)、血虚(けつきょ)、痰湿(たんしつ)、冷え(寒邪実盛)が合わさっていることが多いと考えられています。

 腎の気は生命エネルギーの源とされ、腎気不足は生殖機能の低下、肝欝は精神的ストレス、お血とは血流障害で血液がうっ血しているような状態、血虚は脾胃が弱くなることによって血液が少なくなってしまった状態、痰湿は水分代謝が悪くなることによって消化機能障害が起こっている状態、冷えは物を凝滞させる作用があると考えられ、この凝滞作用が血液循環を悪化させてしまい内臓の動きが悪くなってしまっている事などが考えられます。

 また、腎の気を補う働きをするのが胃や脾です。胃や脾は、土と考えられています。植物は土から生えてきます。これと同様に、気は土から生まれます。つまり、この胃や脾の機能が落ちてしまうと腎の気を補う事が出来なくなってしまうのです。このような理由から、胃が弱い方は不妊の原因になる事があります。この状態の症状として、体温の低下があります。また、任脈・衝脈を充実させることができなくなると低温期の延長が認められるようにもなります。

血虚(けっきょ)

 血虚とは、簡単に言うと血が足りないことを指します。”血が足りない”といっても西洋医学的にすぐに貧血と診断されるレベルではないことも多くあります。その為、西洋医学的に血虚は見逃されやすい状態です。
 女性は、毎月月経によって出血があるため男性に比べて常に血が不足しがちです。特に、食生活が乱れていたり睡眠不足が続いていたりすると、血を作ることができず血が不足しやすくなります。血には、多くの栄養を含んでいます。その為、血虚の状態が続くと卵子の質が悪くなったり、空胞になってしまったりすることが考えられます。また、子宮の内膜が厚くならない結果、月経血が少なくなり月経期間も2〜4日と短くなる傾向があります。
 血虚を起こしやすい方は胃腸障害がある方に多く、貧血やめまい、低血圧、髪が抜けやすい、肌の乾燥などの症状がみられます。

肝鬱(かんうつ)

肝鬱氣滞 東洋医学の考えで、肝は木に属します。木は、脾や腎によって作られた土にしっかりと根を張ることによって枝を伸ばすことができます。そして、この伸びた枝に氣血を流し、この氣血が葉をつくります。このように、肝は全身に気血を流すのに重要な役割を担っていて、氣血の流れを調節する器官です。ただし、脾胃の状態が安定していないと土が痩せてしまうので、枝葉を伸ばすことができなくなってしまいます。不妊症でお困りの方の半数以上に脾胃の働きの弱さが認められます。この状態が肝血を流すことの支障となり不妊症となる可能性があります。

 土壌の悪い土に立つ木は、太く丈夫で元気な木には育たないのはご想像に難しくないと思います。このような状態になると、木は伸びようとするが土が健康でないので肝の働きに問題が現れます。この代表的な状態が肝気鬱結です。

 肝は氣の運動を促す作用を持っています。肝鬱氣滞は、精神的ストレスなどで感情が抑え込まれたときに憂うつとなり、肝の生理作用である氣血の流れをスムーズにする疏泄作用が弱まってしまい、氣機に滞りが起こり、氣機が滞ったところに脹満疼痛が起こります。脹満疼痛とは、張って膨らんでいるような痛みです。氣の流れが悪くなることによってイライラしたり、顔が赤くなったりします。不妊症にとってイライラ感は良くない事をご存じと思います。ですが、『何故かイライラしてしまう』という場合には肝鬱氣滞が関連しているかもしれません。

 その他、肝鬱氣滞の状態が強まると、気や血の流れがうったいし滞り、頭に血が上りやすい症状、頭痛やめまい、目の充血、抑うつ感、胸脇や乳房の張痛、生理不順、肩こりなどの症状が現れます。症状は、身体の上部に現れることが多くあります。また、睡眠の質が悪くなり、睡眠が浅い・よく夢を見るなどの症状が見られることもあります。甲状腺の腫れや梅核(のどにビー玉のような物体がひっかかったような感じ)が起こります。また肝鬱氣滞の状態が下焦で起こると、生理痛や生理不順、時には無月経になってしまったり、また下腹部が張ってきて痛くなったり、睾丸が下に引っ張られるような腫れぼったさなどが症状として現れることがあります。肝氣が鬱結し、それが胃を傷つける状態である肝氣犯胃の状態になると、胃氣が上逆してゲップや胃液がこみ上げてきたり、胃痛が起こったりします。また、肝氣が脾を犯す肝氣犯脾の状態になると下腹部痛や下痢が発症します。
 さらに睡眠障害が引き起こされることもあります。睡眠障害の中でも、入眠困難や中途覚醒が起こることが多く、その他、多夢も肝鬱氣滞の症状として考えることもできます。
 また、胞宮で肝鬱氣滞が起こるとお血が起こります。その結果、着床しにくい状態になってしまうこと考えられます。そうすると、不妊症の原因となってしまいます。この肝鬱の状態による不妊症を東洋医学では、肝鬱不孕と呼びます。

肝鬱気滞なりやすい方は、ストレスが強くある・飲みすぎ・食べすぎなどがあります。

肝の問題は血の問題を引き起こしやすく、その結果、不妊症になることが東洋医学的に考えられます。この考え方は西洋医学にはない考え方です。つまり、肝鬱気血唖による不妊の状態は西洋医学的には、問題のない状態と考える事が出来るのです。

痰湿(たんしつ)

”痰”とは水液の吸収排泄の障害によって引き起こされた体内の余った水液、”湿”は水気が停滞したために起きた病証と東洋医学では考えられています。
痰は湿が集まることによって”痰湿”を形成し、また”痰湿”は気血の運行を阻害し鬱滞した状態となり”痰湿鬱阻”となり不妊症の原因となります。
 ”痰湿”の発生は、脾虚によって起こりやすいとされています。また、痰湿の状態は、衝脈と任脈の働きが阻害されます。衝脈と任脈は子宮や卵巣を栄養する非常に重要な経絡と考えられています。そのため湿痰が発生すると、卵巣機能不全や子宮内膜の厚みの減少など不妊の原因となります。
 また痰湿は気血の運行を阻害しますので、全身の栄養状態も悪くなってしまうことが考えられます。このような状態になると、体温の低下・冷え性が引き起こされます。
 痰湿鬱阻の状態は、肥満体型・・月経・遅発月経・無月経・めまい・動悸・息切れ・胸悶・吐き気・食欲不振・消化不良・足のむくみなどがあらわれる特徴があります。

?血(おけつ)

 東洋医学的に不妊症を考えると『?血』が疑われることがあります。そして、?血を解消する事が不妊の改善につながると考えるのです。それでは、東洋医学の?血とはどのような状態を言うのでしょうか?

 人間の体には血管が張り巡らされており、体の隅々まで栄養が運ばれ、老廃物を処理しています。その血管の長さは全長10万kmに及ぶとも言われています。10万kmとは、地球を2周半する長さです。このように全身にくまなく張り巡らされた血管が、何らかの原因によって流れが悪くなった状態を、東洋医学では『?血』と呼ぶのです。つまり?血とは、体内で停滞した血液のことで、経脈を離れて体内に留まった血液や、臓腑や経脈の中で循環が悪くなることによって滞った血液のことをいいます

 ?血が起こることによって組織には老廃物が溜まってしまいます。更に栄養が運ばれないために、組織での代謝が悪くなってしまい、それが子宮や卵巣で起こることによって卵の発育が悪くなったり、子宮内膜の厚みが薄くなってしまったりする可能性があります。なぜならば、栄養やホルモンを運ぶのは全て血液だからです。
 不妊体質を早期に改善するために血液循環の良い状態を作りましょう。

 ?血がおこる原因としては、自分自身の体内の問題(内因)と外部環境による問題(外因)の2パターンがあります。体内の問題としては氣虚や氣滞、血寒、血熱など身体の内部に問題が起こり血液循環不良になってしまうことが主な原因です。氣は血を動かす原動力と東洋医学では考えます。この原動力がなければ血は動きません。また、寒は血を凝滞させてしまいスムーズな血液循環を阻害してしまいます。逆に熱は、血を煮詰めてしまい血を固まらせてしまいます。外因としては強い冷えによって血の流れが悪くなる実寒、外傷による血絡損傷が主な原因となります。

 2人目不妊の場合には、出産によって胞宮(子宮)に?血が残る、もしくは氣滞が原因で氣血の運行が阻害され、また氣虚によって血の推動力が低下し氣血の運行が悪くなり、その結果?血が生じ、この?血が衝脈や任脈を滞らせ、胞宮(子宮)を閉塞すると受胎不能となり不妊症となります。

 ?血は、「?血不去、新血不生」といわれ、古い血があるために新しい血が流れない・入っていけないと考えられています。そのため、?血のある場所を中心に痛みや内出血ができてしまったり、腫塊ができてしまったりします。この?血が胞宮(子宮)にできれば、下腹部の痛みや生理不順、生理痛、無月経、経血が黒っぽい、塊がある、月経過多、不妊症の原因となります。特に、?血による痛みは刺すような痛みが特徴です。そして、痛みの場所は移動せずに、夜になると強まる傾向もあります。

 ?血は予防できます。特に氣虚が起こりやすいのは胃腸が弱った時です。暑い季節になると胃腸が弱りやすい傾向があります。また、体に熱が溜まってしまう事によって血熱が起こります。 胃腸を整え、水分摂取を適切に行い?血にならないように予防をしましょう。


【?血の症状】
 ○生理痛がありナイフでえぐられるような痛みの場合やチクチクと針で刺されるような痛み
 ○生理痛は、出血が多い時に特に強くなる
 ○生理がくる前に体温が徐々に下がり出血までに2日以上かかることがある
 ○生理時に血の固まりが出る
 ○生理の異常(特に生理不順・無月経)
 ○月経過多
 ○舌が黒っぽい
 ○生理期間が長めで7日前後ある
 ○生理前に便秘になりやすい
 ○卵子はつくられているが着床しにくい
 ○肩コリや頭痛を感じていることが多い
 ○お腹や足の静脈が浮き出ているところがある(黒っぽい血管)
 ○目にクマができやすい

【不妊症におけるお血の治療原則】
 活血化?・行氣通竅
  訳:氣血の運行を活発にし、?血を除去し、胞脈の機能を回復する

【鍼灸治療における取穴】
 ○合谷
 ○血海
 ○太衝


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寒邪実盛

 寒邪実盛とは、寒い環境に長時間いることによって体の芯まで冷えてしまった状態や、身体の代謝が悪く身体の内部に常に冷えがある状態です。お腹に強い冷えがあり触ると冷たい、強い冷え性、夏でも冷えを感じるこのような特徴があります。また、冷えると生理痛が強まるのも特徴です。生理期間が6日前後と長く、生理周期は一定ですが30日以上と生理間隔が長いことも特徴です。月経前に、下腹部や下半身が強く冷えた感じになります。また、冬は足が冷たくて眠れないという方も多くいらっしゃいます。

 不妊の原因となるのは、冷えの凝滞作用です。物は冷やされると硬くなってしまいます。そうすると動きが悪くなります。血液循環も同様です。冷えによって、血液循環が悪化してしまい子宮や卵巣の血液循環が悪化します。その結果、排卵障害、子宮内膜の厚み不足、卵子の空包化、着床障害、流産などの原因となります。

体温の低下

 東洋医学では、氣が人間の体を温める作用を持つと考えています。この作用を温煦作用と呼びます。氣が少なくなった状態である気虚では、氣の温煦作用がなくなるため体温が全体的に下がってしまいます。このような現象が起こってしまう主な理由は、脾が虚してしまったために起こります。脾が虚してしまっているため、食事などから新たに氣を作ることができず、もともとある腎氣が消耗されて弱ってしまいます。その結果、腎氣が足りなくなってしまい体温が下がるのです。

 東洋医学では、このような状態を生命エネルギーが弱った状態と考えます。つまり、生命エネルギーが弱ってしまっているので妊娠することができず、不妊症になってしまうのです。逆に考えると、体温が全体的に低い場合には、この問題を解消することで妊娠しやすい環境に変わると考えることができます。特に、体温が低温期に36.0度より下になってしまう方や冬になると体温が下がる方は要注意です。このような状態の時に胃腸障害を感じることがある場合には脾が虚している可能性が高いです。

 このような状態に対して東洋医学的な治療を行う時には、根治療法として脾に対しての治療を行います。そして、脾の状態を改善することによって氣の合成能力を向上させ生命エネルギーを高める体質改善を目指します。また、それだけではなく、血液循環の促進も重要となります。脾の状況を整えることと血液循環を改善する事が必要です。

一度、不妊症の原因を東洋医学的に考えてみてはいかがでしょうか?

脾虚に認められる症状
○低体温
○食欲不振
○足のむくみ
○口内炎
○足の冷え
○肌荒れ
○体が重だるい
○おなかの冷え
これらの症状がある場合には、脾虚の可能性があります。

 また、体温の低下は代謝が悪くなる事でも起こります。ホルモンの問題を考えずに行けば、代謝が悪くなる主な原因は栄養状態の問題・血液循環の問題です。これらの内、当院で改善する事が出来るのは血液循環の問題です。

低温期の延長

 東洋医学的に低温期が長いということが不妊症の原因になるのは、衝脈・任脈が弱ってしまっていて月経によって空虚になった子宮内の氣血を回復させることができないことによると考えます。本来であれば、脾胃が後天の精を生成することによって腎の氣を満たし、その結果、子宮(胞中)が充実します。 そして、子宮が充実したときに排卵が起こり高温期になります。つまり、子宮内の氣血が充実したときに高温期になるということになります。つまり、低温期がダラダラと続くような場合には、子宮内の氣血を充実させるための治療を行うことで不妊体質からの改善が可能となります。

 このように考えると、低温期の長さが子宮内の氣血を表しているように考えることができます。それでは、短い低温期は問題がないのかといえばそのようなことはありません。低温期が短いことも、もちろん不妊症の問題となります。この時の問題としては、子宮内に熱(悪い物)がたまってしまうことによって起こっていることがあります。このような場合にも、不妊症の原因となります。

 これを現代医学的に考えると、低温期に卵の発育が間に合わないために低温期が延長しているとも考える事ができます。卵の発育のためには、血液によって豊富な栄養が卵巣に運ばれる必要があります。つまり、卵巣への血液循環の低下が低温期の延長につながっていると考える事もできるのです。

低温期は不妊症体質改善に大きなヒントとなります。問題を知って、不妊体質を早期に改善しましょう。めまい

任脈・衝脈の虚証に認められる症状
○月経不順
○腰痛
○精神的な落ち込み
○頭痛
○血暈(めまい)
○足の冷え
○目・鼻・耳の疾患
○頭に起こるむくみや火照り
これらの症状がある場合には、脾虚の可能性があります。

任脈・衝脈は、女性の不妊症の原因になる可能性の高い病態です。特に任脈の問題は、『血の道症』を引き起こす可能性が高いと考えられています。

脾虚の証
○体がむくみやすい
○体が重だるい
○胃腸の調子を崩しやすい
○夏に体調を崩しやすい

 西洋医学的不妊症の原因

高プロラクチン血症

 プロラクチンの正常範囲は、男性で10ng/ml女性で20ng/ml以下が正常とされています。

 高プロラクチン血症とは、血中のプロラクチン濃度が正常範囲を超えて30ng/ml以上の高い値である時に診断されます。プロラクチンは、分泌量が日内変動のあるホルモンで睡眠中にもっとも高くなり日中は低くなります。このような特徴のあるホルモンであるため、検査の時には正常であっても実際には高プロラクチン血症であるいわゆる潜在性高プロラクチン血症の方もいらっしゃいます。

 高プロラクチン血症が起こる原因には2つがあります。1つがプロラクチンの分泌が何の問題もないにもかかわらず上昇する機能性の高プロラクチン血症、もうひとつがプロラクチンを産生する腫瘍の形成です。機能性の高プロラクチン血症の場合には100ng/ml前後以上になる事は少なく、これ以上の数字になる場合には器質性の問題(腫瘍の形成)によって、高プロラクチン血症が起こっていることが多いといわれています。

 機能性の高プロラクチン血症は、ドーパミンの受容体を刺激することによって改善させるテルグリドによって軽減します。このドーパミンというのは、自律神経の末端から分泌される神経伝達物質です。このように考えると、高プロラクチン血症は自律神経失調症との関連が考えられる疾患と言えます

 高プロラクチン血症が起こっている方で、器質性の問題がない場合には自律神経の調整を不妊治療と同時に行うことで早期の妊娠が可能になるかもしれません。お試しください。

 ただし、授乳中の方でも妊娠をしている方はいらっしゃいます。つまり、妊娠の妨げになる可能性はありますが、妊娠できない状態をいうわけではないと考えています。これは不妊の要素の1つではあると思います。ですが、プロラクチンの分泌は下垂体後葉、つまり自律神経機能の影響も受けていると考える事もできます。

黄体機能不全

月経の際に、黄体ホルモンと卵胞ホルモンの2つのホルモンが大きく作用します。黄体ホルモンは、基礎体温を高温期にします。黄体ホルモンは、成熟した卵胞が排卵された後、残った卵胞が黄体化し分泌されるホルモンです。黄体ホルモンの作用は、子宮内膜を厚くすることも含まれているため重要です。そのため、黄体ホルモンの分泌が少なくなると、子宮内膜が薄くなったり、高温期が短くなったり、低温期と高温期の体温の差が小さくなってしまいます。このように、黄体ホルモンの分泌が少なくなることを『黄体機能不全』と言います。

 黄体機能不全の診断基準

○高温期の日数が9〜11日以内
○高温期と低温期の温度差が0.3℃以内
○子宮内膜の厚さが8mm以内
○黄体期のプロゲステロン値10ng/ml未満

※以上の診断よりも厳しいものがあります。

 黄体機能不全の原因

○FSH(卵胞刺激ホルモン)やLH(黄体形成ホルモン)の分泌低下
○子宮内膜の感受性の低下
が黄体機能不全の原因と言われています。

FSHの分泌が低下することによって卵胞の発育が正常に進まず、卵胞の発育不全が起こります。そうすると卵の質が良くない状態になってしまいます。
また、排卵が起こる際にLHサージという現象が起きます。これは、LHが大量に発生することによって起こる現象です。しかし、LHの分泌が低下してしまうとこの現象が起きにくくなり排卵障害へと繋がってしまう可能性があります。

また、黄体ホルモンが正常に分泌されていても子宮内膜の感受性が低下していることがあります。受精卵が着床するためには、子宮内膜は肥厚しておく必要があります。しかし、ホルモンが正常であったとしても内膜の感受性が低下していると、子宮内膜がうまく肥厚することができず、結果着床障害につながってしまいます。

多嚢胞性卵胞症候群

多嚢胞性卵巣症候群とは、卵胞が卵巣の中でたくさんできてある程度の大きさまでは成長するのですが、排卵が起こりにくくなる病態です。多嚢胞性卵巣症候群は、「polycystic ovary syndrome」という英語名で、PCOSまたはPCOと略されることがあります。

 症状

PCOSの特徴的な症状として以下のものが言われています。

●排卵が起こりにくくなるため、無月経や希発月経などの月経異常。
●卵胞の中では男性ホルモンが作られることにより、体内での男性ホルモンの増加が起こります。そのため、多毛・にきび・低声音などの男性化がみられます。
●肥満傾向にある方は、血中のインスリン濃度が高くなり、インスリン抵抗性が関与することによって排卵障害につながりやすいとも言われています。また、体脂肪に男性ホルモンが貯えられ視床下部や下垂体に過剰に働きかけることによって分泌が上手くいかなくなるとも考えられています。
このように分泌に異常が生じた結果、肥満が起こりやすくなるとも言われています。

 診断

PCOSの診断基準
血液中のホルモンの検査やホルモン負荷試験、超音波検査で診断されます
まず、ホルモンの検査では、正常な場合FSHが多いところが、それよりもLHの方が数値が高くなっていることが特徴です。
超音波検査では、卵巣に通常よりも多くの卵胞の存在が確認されます。卵巣の表面にそって卵胞が数珠つなぎになっている様子から『ネックレスサイン』とも言われています。

○バセドー病
○卵管閉塞
○その他

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